Avesta マニュアル

概要

タイトルAvesta: the Multi-Tabbed Filer (多画面タブファイラ)
バージョン0.3.2.0- : “public alpha”
日付2006/03/01
著作権者LaLa Moo-Moo (ITAGAKI Takahiro)
メールlamoo@s53.xrea.com
URLhttp://lamoo.s53.xrea.com/
開発環境日本語版 Windows XP sp2 + Visual Studio.NET 2003
動作環境日本語版 Windows XP (NT 5.1)以上
ライセンスAvesta Licence

特徴

はじめに

インストール

適当な場所にフォルダを作成し、そこに解凍して下さい。 フォルダに関連付けする方法は「メニュー>オプション>動作設定」にあります。

アップデート

A.B.C.* : bugfix

バージョン上3桁 A.B.C.* の変更が無い場合は、ホットアップデートできます。

  1. 書庫をダウンロード、解凍。
  2. 新しい avesta.dll をダブルクリック。
  3. /man を上書きコピー。

A.B.*.* : minor update

上記に加え、手動での設定ファイルの更新が必要になります。 面倒だとは思いますが、ご容赦ください。

  1. 更新履歴やdiffを見ながら、変更のあった箇所を 自分の /usr に反映。

A.*.*.* : major update

メジャーバージョンアップの場合は、avesta.exe, pygmy.dll に互換性がなくなっています。 完全に終了した後、別のファイラから上書きしてください。

アンインストール

レジストリは使用していないので、フォルダごと削除して下さい。 関連付けしている場合は、削除する前に「動作設定」から解除して下さい。

基本的な使い方

基本

タブの選択

フォルダ構成

操作一覧

カスタマイズ:表示

usr/readme.txt も参照してください。

カスタマイズ:操作

メニュー、キーマップ、マウスジェスチャは、それぞれの項目ごとにコマンドを設定できます。 コマンドは、組み込みコマンド、外部実行コマンド、移動コマンドの3種類があります。

組み込みコマンド

組み込みコマンドは、command 属性にコマンド名を指定します。 コマンドの種類については、コマンド表を参照してください。 また、「;」(セミコロン)で区切ることにより、複数のコマンドを連続して実行することもできます。

複合コマンド例
<menu/bind/gesture command="Explorer.Import;Duplicate.Close;Window.Show(true)" />

エクスプローラを取り込み、重複を整理し、アクティブ化する。

<menu/bind/gesture command="Current.Key.Space;Current.Key.Down" />

チェックボックスをチェックし、その後、カーソルを一つ下に移動する。

外部実行コマンド

変数名 対象 効果
Current タブ カレントフォルダ。
All タブ 開かれている全てのフォルダ。
Shown タブ 表示されているフォルダ。
Hidden タブ 表示されていないフォルダ。
Parent タブ カレントフォルダの親。
*.Items 項目 *中の全ての項目。
*.Selected 項目 *中の選択された項目。
*.Checked 項目 *中のチェックされた項目。

外部実行コマンドは、execute 属性に実行ファイルパスを指定します。 作業フォルダは現在アクティブなフォルダになります。 実行ファイルに渡すコマンドライン引数は、args 属性で指定します。 args 属性の中にある以下の変数を括弧で囲んだ文字は変数とみなされ、置換されます。 変数の大文字・小文字は区別されません。

変数

項目指定変数は、“状態.項目”という形式で指定できます。 状態を省略した場合は、“Current.項目”と同じ意味になります。

括弧の効果
all 指定子: {var}
中括弧(“{ }”)で囲んだ場合は、それぞれのパスをスペース区切りで連結した文字列に展開されます。
each 指定子: [var]
かぎ括弧(“[ ]”)で囲んだ場合は、パス一つ一つに展開され、それぞれについて実行されます。 つまり、実行ファイルは複数回起動されることになります。

execute="foo.exe" args="***" について、 C:\ を表示しており、C:\file01.txt, C:\file02.txt を選択した状態から起動した場合を例にすると、それぞれ以下のようになります。

また、args 属性は上記変数以外の文字を含んでいても構いません。 変数以外の文字列は、そのまま実行ファイルに渡されます。 args 属性が無いか、変数を含んでいない場合は、現在の状態は引数としては渡されませんが、作業フォルダを引き継ぐ効果はあります。 このため、例えば「コマンドプロンプトを開く」コマンドは、以下の2つの指定方法があります。

  1. <menu/bind/gesture execute="cmd.exe" args="/K cd {Current}" /> …… 明示的にcdでカレントを変更
  2. <menu/bind/gesture execute="cmd.exe" /> …… カレントディレクトリが引き継がれる
★ 現在の制限

変数は一度にただ一つのみ使用できます。 例えば、args="{Currrent} {Parent}" のような指定は出来ません。

移動コマンド

移動コマンドは、navigate 属性にパスを指定します。 どのように移動するかは、args 属性で指定します。 デフォルト(指定が無い場合)は“open”とみなされます。 また、フォルダの基本移動は“goto”と等価です。

移動が発生するたび、callback.pyNavigate() 関数が呼ばれます。 この関数は、修飾キーやフォルダの特性などを考慮し、移動コマンドを修正することが出来ます。

args 効果
goto 現在のタブのパスを変更する。
goto-always 現在のタブのパスを変更する。
open タブを追加し、そのタブのみを表示する。
open-always タブを追加し、そのタブのみを表示する。
append タブを追加する。フォーカスは変わらない。
reserve タブを非表示で追加する。
switch タブを追加し、そのタブにフォーカスを移す。
replace タブを追加し、そのタブにフォーカスを移し、元のタブを隠す。

コマンドライン

コマンドライン引数は、UNIX風またはDOS風の書式の両方を認識できます。 厳密に言えば、avesta.exe [X]option[Y]value を基本形として、 オプション開始文字 [X] として “-”(ハイフン),“/”(スラッシュ)、 値区切り文字 [Y] として“=”(イコール),“:”(コロン),“ ”(スペース)を使用できます。

利用可能なオプション

デフォルトのフォルダの開き方は“open”です。

option 効果
command 続くコマンド名を実行します。
link 続くショートカットファイルのリンク先を開きます。
goto 現在のタブのパスを変更する。
goto-always 現在のタブのパスを変更する。
open タブを追加し、そのタブのみを表示する。
open-always タブを追加し、そのタブのみを表示する。
append タブを追加する。フォーカスは変わらない。
reserve タブを非表示で追加する。
switch タブを追加し、そのタブにフォーカスを移す。
replace タブを追加し、そのタブにフォーカスを移し、元のタブを隠す。
avesta.exe -append C:\ -link C:\memo.txt.lnk -reserve D:\

C:\ を追加で開く、C:\memo.txt.lnk のリンク先を追加で開く、D:\ を非表示で開く、を連続して実行します。

avesta.exe -command window.maximize

ウィンドウを最大化させます。“-command”はコマンドライン型ランチャなどから使うと良いでしょう。

仮想パス一覧

Avestaでパスを指定する場合、下記の仮想ルートパスを使用できます。 例えば、AVESTA/bin/avesta.exe を指定すれば、インストールした実際のパスに関係なく、どの環境でもAvesta実行ファイルを指定できます。

よく使われる仮想パスを以下に示します。その他のパスに関しては、一覧をご覧ください。

パス文字列 仮想フォルダ 典型的なパス
AVESTA Avestaルートフォルダ (インストールしたフォルダ)
CONTROL(s), CONTROLPANEL コントロールパネル (仮想)
DESKTOP デスクトップ(仮想) PROFILE\デスクトップ
DRIVE(s), MYCOMPUTER マイコンピュータ (仮想)
FAVORITE(s) IEお気に入り PROFILE\Favorites
FONT(s) フォント C:\WINDOWS\Fonts
HOME, MYDOCUMENT(s), ~ マイドキュメント(仮想) PROFILE\My Documents
MYMUSIC マイミュージック MYDOCUMENT\My Music
MYPICTURE(s) マイピクチャ MYDOCUMENT\My Pictures
MYVIDEO マイビデオ MYDOCUMENT\My Videos
NETWORK ネットワーク (仮想)
PRINTER(s) プリンタ (仮想)
PROFILE(s) ユーザフォルダ C:\Documents and Settings\≪usr≫
PROGRAM_FILE(s) プログラムインストールフォルダ C:\Program Files
RECYCLEBIN, TRASH ゴミ箱 (仮想)
SENDTO 右クリックメニューの「送る」 PROFILE\SendTo
STARTMENU スタートメニュー PROFILE\スタートメニュー
STARTUP スタートアップ STARTMENU\プログラム\スタートアップ
SYSTEM Windowsシステムフォルダ C:\WINDOWS\system32
TEMPLATE(s) 右クリックメニューの「新規作成」 PROFILE\Templates
WINDOWS Windowsフォルダ C:\WINDOWS

コマンド表

*(タブ状態) 説明
Current 現在のフォルダ
Locked ロック中のフォルダ
All すべてのフォルダ
Left 左側のフォルダ
Right 右側のフォルダ
Others 他のフォルダ
Shown 表示中のフォルダ
Hidden 非表示のフォルダ
Duplicate 重複するフォルダ

コマンド名の大文字・小文字は区別されません。 テキスト版

以下の置き換えを使って、似た効果を持つコマンドの説明を簡略化しています。

*(タブ状態)
Current, Locked, All, Left, Right, Others, Hidden, Shown, Duplicate に展開されます。 ただし、幾つかの組み合わせは実質的に効果がない場合もあります(例:shown.show(true))。
#(タブ番号)
1〜9 の数字に展開されます。 非表示のタブも含めた左からの位置を表します。

名前説明
*.AdjustToItem *の列幅を項目にあわせます
*.AdjustToWindow *の列幅をウィンドウにあわせます
*.Close *を閉じます
*.Export *をエクスプローラとして切り離します
*.Lock *をロックします
*.Unlock *のロックを解除します
*.Refresh *を最新の情報に更新します
*.Show *を表示します
*.Hide *を隠します
Tab[#].Focus 第#フォルダにフォーカスを移します
Tab[#].Show(toggle) 第#フォルダの表示状態を切り替えます
Address.Focus アドレスバーにフォーカスを移します
Arrange.Auto フォルダを自動的に並べます
Arrange.Horz フォルダを横方向に並べます
Arrange.Vert フォルダを縦方向に並べます
Current.AutoArrange 自動整列するか否かを切り替えます
Current.Bury 選択項目をゴミ箱へ送らずに削除します
Current.CheckAll すべての項目をチェックします
Current.CheckNone すべてのチェックを解除します
Current.Copy 選択項目をコピーします
Current.Copy.Base 選択項目の拡張子を除く名前をクリップボードにコピーします
Current.Copy.Here 選択項目を複製します
Current.Copy.Name 選択項目の名前をクリップボードにコピーします
Current.Copy.Path 選択項目のパスをクリップボードにコピーします
Current.CopyCheckedTo チェックされた項目を選択中のフォルダの中へコピーします
Current.CopyTo 選択項目を場所を指定してコピーします
Current.CopyToOther 選択項目をもう一方のフォルダへコピーします
Current.Cut 選択項目を切り取ります
Current.Delete 選択項目をゴミ箱へ送ります
Current.Find 検索ウィンドウを開きます
Current.Go.Back 戻ります
Current.Go.Forward 進みます
Current.Go.Location 場所を指定して移動します
Current.Go.Up 上のフォルダへ移動します
Current.Grouping グループ表示を切り替えます
Current.Key.Down
Current.Key.Left
Current.Key.Right
Current.Key.Up
Current.Key.Home Home
Current.Key.End End
Current.Key.PageUp PageUp
Current.Key.PageDown PageDown
Current.Key.Space Space
Current.Key.Enter Enter
Current.Lock(toggle) 現在のフォルダのロック状態を切り替えます
Current.Menu コンテキストメニューを表示します
Current.MoveCheckedTo チェックされた項目を選択中のフォルダの中へ移動します
Current.MoveTo 選択項目を場所を指定して移動します
Current.MoveToOther 選択項目をもう一方のフォルダへ移動します
Current.New ファイルやフォルダを新規作成します
Current.NewFolder 新しいフォルダを作成します
Current.Paste クリップボードのファイルをカレントフォルダへ貼り付けます
Current.PasteTo クリップボードのファイルを選択中のフォルダの中へ移動します
Current.PatternMask パターンマスクを設定します。
Current.Property 選択項目のプロパティを表示します
Current.Rename 選択項目の名前を変更します
Current.Rename.Dialog 選択項目の名前を変更するダイアログを表示します
Current.Rename.Paste 選択項目の名前をクリップボードのテキストに変更します
Current.SelectAll すべての項目を選択します
Current.SelectChecked チェックされた項目を選択します
Current.SelectNone すべての選択を解除します
Current.SelectPattern ワイルドカードを指定してファイルを選択します。
Current.SelectReverse 選択している項目を非選択にし、選択していない項目を選択します
Current.SelectToFirst 現在カーソル上の項目から一番最初の項目までを選択します
Current.SelectToLast 現在カーソル上の項目から一番最後の項目までを選択します
Current.ShowAllFiles 隠しファイルも表示するか否かを切り替えます
Current.SyncDescendants 現在の表示設定を下層フォルダにも適用します
Current.SyncFileDialog 他のアプリケーションのファイルダイアログを、現在のフォルダに移動します
Current.ToLeft 現在のフォルダを左に移動します
Current.ToRight 現在のフォルダを右に移動します
Explorer.Clone 現在開かれているエクスプローラを取り込みます
Explorer.Import 現在開かれているエクスプローラを取り込み、閉じます
File.Load 以前保存したフォルダリストを読み込みます
File.MRU 最後に閉じられたフォルダを開きます
File.Open パスを指定してフォルダを開きます
File.Save 現在開かれているフォルダリストを保存します
File.Undo 前回の処理を取り消します
Form.AlwaysTop 常にウィンドウを手前に表示します
Form.DropMode ウィンドウをドロップモード化します。
Form.Maximize ウィンドウを最大化します
Form.Menu システムメニューを表示します
Form.Move ウィンドウの位置を変更します
Form.Resize ウィンドウの大きさを変更します
Form.Restore ウィンドウを通常の大きさに戻します
Form.Hide ウィンドウを最小化します
Form.Show(toggle) ウィンドウを最前面化または最小化します
Form.Show ウィンドウを最前面化します
Header.Focus ヘッダにフォーカスを移します
Mode.Details 詳細
Mode.Icon アイコン
Mode.List 一覧
Mode.Thumbnail 縮小版
Mode.Tile 並べて表示
RecycleBin.Empty ごみ箱を空にします
System.About バージョン情報を表示します
System.Exit アプリケーションを終了します
System.FolderOption フォルダオプションダイアログを表示します
System.Font フォントを設定します。
System.Option 設定ダイアログを開きます
System.Reload 設定ファイルを読み込み直します
System.Restart アプリケーションを再起動します
Tab.Focus タブにフォーカスを移します
Tab.Next 次のタブにフォーカスを移します
Tab.Next2 次のタブにフォーカスを移します2
Tab.Prev 前のタブにフォーカスを移します
Tab.Prev2 前のタブにフォーカスを移します2
Tab.Sort タブをパスでソートします
Tree.AutoReflect 自動的にフォルダをツリーに反映させます
Tree.AutoSync 自動的にフォルダをツリーに同期させます
Tree.Bury 選択項目をゴミ箱へ送らずに削除します
Tree.Copy 選択項目をコピーします
Tree.Copy.Base 選択項目の拡張子を除く名前をクリップボードにコピーします
Tree.Copy.Here 選択項目を複製します
Tree.Copy.Name 選択項目の名前をクリップボードにコピーします
Tree.Copy.Path 選択項目のパスをクリップボードにコピーします
Tree.CopyTo 選択項目を場所を指定してコピーします
Tree.Cut 選択項目を切り取ります
Tree.Delete 選択項目をゴミ箱へ送ります
Tree.MoveTo 選択項目を場所を指定して移動します
Tree.Paste クリップボードのファイルを選択中のフォルダへ貼り付けます
Tree.Property 選択項目のプロパティを表示します
Tree.Reflect フォルダをツリーに反映させます
Tree.Refresh ツリーを最新の情報に更新します
Tree.Rename 選択項目の名前を変更します
Tree.Sync フォルダをツリーに同期させます
WallPaper 壁紙を設定します

更新履歴

新規 改善 バグ駆除 内部処理  過去の更新履歴

0.3.2.0
「タブ状態.動作」タイプのコマンドを整理。詳しくはコマンド一覧を参照。[804]
「左右へ集める」系のコマンドを廃止。
デフォルトのメニュー構成を変更。旧版からの互換性はあります。
プレビューでの拡張子指定を profile.ini [Preview] で行うようにした。
オプションの指定方式を変更。コマンド System.Option で行う。
appendix の内容を動作設定ダイアログに取り込んだ。
0.3.1.9
アイコン用画像がbmp形式の場合に発生しうるバグの修正。(※標準添付はpng形式)
表示設定用の保存ファイルにゴミが混じる可能性があったバグの修正。(※ゴミを読み飛ばすようなので、実質問題にはならなかった)
マニュアル類を更新。
0.3.1.8
アルファ付きアイコンが正しく描画されないバグ[740]を駆除。
フォント変更時にMigemizeExplorerが正常に動作しないバグ[722]を駆除。(by s2 氏)
パターンマスクが解除できないバグ[782]を駆除。
ドロップモード移行時のタスクバーの点滅を抑制。
0.3.1.7
フォルダの表示設定ごとにアイコンサイズを変更できるようにした。[768] profie.ini [Style] Folder* を参照。
ロックしたタブを閉じないようにする設定を追加。[728]
ドロップモードの動作の改良。位置の記憶、最小化状態からのドロップモード化など。
フォルダの表示設定がリセットされるバグ[614]を駆除。これに伴い profile.ini {Misc] CompoundSettings を削除。
0.3.1.6
Form.DropModeを復活。グローバルキーマップ として Win+Z を割り当て。[755]
Current.SyncFileDialog の成功率を高めたつもり。グローバルキーマップ として Win+S を割り当て。
callback.py ExecuteVerb() の folder 引数が正しくないバグを修正。[762] (by SS氏)
0.3.1.5
GDIリソースリークを修正。[742] (by SS氏)
オプション>ファイルリスト>フォルダの中へペーストする のデフォルト値をOFFに変更 [738]
0.3.1.4
「表示マスクの設定」「パターンを指定して選択」にて、大文字小文字を区別しないようになった。また、「; (セミコロン)」で複数のパターンを指定可能になった。[712] (by zark氏)
Windows XP (SP無し) での動作を改善。[706] (※ただ、セキュリティのためにも、SPの適用をお勧めします)
フォルダを重複して開かない設定時に、重複して開いている作業状態を復元すると、重複がまとめられてしまうバグを修正。
0.3.1.3
一時しのぎとして、profile.ini [Misc] CompoundSettings にて、フォルダの設定を一つの複合ファイルに格納するか、別々に格納するか(0.2.6以前の動作)を指定できるようにした。 複合ファイルのほうが効率はよいが、設定がリセットされるバグが残っている。
拡張子の関連付け実行が正しく行われないバグを修正。[673]
0.3.1.2
オプション追加 -- LoopCursor : 選択カーソルを端でループさせます [618]
起動時にタブを一つの開かない場合、キャプションが空になるバグを修正。
0.3.1.1
バーの固定時に非表示のバーを表示してしまうバグを修正 (enbug at 0.3.1.0)
圧縮書庫を関連付けを考慮せずにフォルダとして扱ってしまったバグを修正 (enbug at 0.3.1.0)
Tab.Sortのソート順序が間違っていたバグを修正 [627]
0.3.1.0
作業状態として表示マスクの設定が保存されるようになった。(by zark 氏)
ReBarを固定した場合に左端に隙間が残るバグを修正。
表示状態の更新が遅延するバグを修正。(WM_UPDATEUISTATEの扱いが原因)
Form.DropModeを削除。意味づけが難しくなったため。
CIDAのリークを修正。
0.3.0.0
ウィンドウ・コンポーネントをカスタマイズできるようになった。usr/form.xml で指定する。
ツリーでマウスジェスチャが使えるようになった。ただし、ステータスバーへのジェスチャメッセージの表示は未実装。
「ファイルの新規作成」で、拡張子ごとにテンプレートを適用できるようになった。まずShellNewを参照し、登録されていなければTEMPLATESフォルダの中の同じ拡張子のファイルを捜す。
フォルダの表示状態は、一つのファイル var/settings.dat に保存するようになった。以前のバージョンの表示設定は全て初期化されるので注意。
MRUリストの状態を保存するようにした。
“Window”, “Frame” と呼んでいたものを、全て“Form”で統一した。ただし、コマンド名についてはエイリアスを残してある。Keyboard-form.xml のファイル名変更に注意。
Option.OpenNotify を追加。フォルダを新しく開いた際に分かりやすく通知する……つもりだったが、微妙。
コマンド:Current.Go.Home を削除。代わりに navigate=HOME を使うこと。
profile.ini で指定していた幾つかのオプションは、usr/form.xml に移った。
作業状態の保存で、自動的に拡張子 .ave をつけるようにした。
ナビゲート時のサウンドファイルが見つからない場合は、音を鳴らさないようにした。
デスクトップを開いた場合に、アドレスバーに実パスが表示される不具合を修正。
コンパイラの最適化オプションを変更。/OPT:NOWIN98 /G7